私の父親もカブ90に乗っている。 車種に悩んでいたので、私がカブ90を薦めたのだ。当時は、自分がカブに乗るようになろうとは、知る由もなかった。
ある日、何気なく父親のカブのオイルキャップを外して覗いてみた。コーヒー牛乳のようなものが入っていた。 たまらず、オイル交換をした。しかし、ドレンボルトを抜いてもオイルが出てこない。棒で突いたら、やっと、白い練乳状のものが出てきた。世にもおぞましいシーンである。エンジンにかなり水が入っていたようだ。この状態で走っていたことが信じられない。給油口から覗くと、スラッジで真っ黒だ。かなり悪い状態。これだとピストンリングあたりも固着していそうだ。
とりあえず、何度かフラッシングをして、しばらくは短期間でオイル交換して様子を見ることにした。
思ったよりは、オイルの消費は少ないので、その後は騙し騙し乗っているようだ。
オイル交換前との違いを父親に聞いたところ、 『初回:1000km、以後3000kmごとです。』 − 私のカブの取扱説明書には、そう書いてある。 時間的な事は何も書いてない。
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