一日休みを取って、伊豆へ行く。 このツーリングを最後に、このカブとお別れだ。 寒気が入り込んで、かなり冷え込むとの予報。冬装備で走り始める。川崎市宮前区4:54発。メーター76430km。とりあえず、R246で沼津を目指す。伊豆日帰りは、エンジン回しっぱなしとなるので、前の晩にプラグを7番に交換しておいた。これがあるので新車への移行を躊躇していた。ならし運転だと、日帰りは辛いだろう。 観光地は、平日が空いていていいのだが、問題は、幹線道路にトラックが多いということ。まだ早い時間なのだが、R246はトラックが多くて、思ったより流れない。冬装備でも、寒さを感じる。そのかわり、春霞のない、見晴らしの良い晴天が期待できそうだ。R246から見える富士山もクッキリとしている。御殿場あたりからは、通勤車と思われる、乗用車も増えてきた。
沼津からR414へ。大瀬崎へ向かう、海岸沿いの道へ右折すると、移動区間終了。車は、ほとんどなくなり、気持ち良く飛ばせる。予想どおり、見晴らしは最高で、富士山はもとより、御前崎方面、白く輝く南アルプスまでクッキリと見渡せる。桜は盛りを過ぎている。ちらちらと舞う花びらの中を通過すると、なんとも言えぬ幸せを感じる。7:52大瀬崎[132km]で休憩。後ろにいた中型バイクが、連られてついてきてしまった。さっさと抜いてくれればいいものを…。おかげで、限界すれすれのコーナリングを続けてしまった。ギアが3つしかないので、大変である。 しばらく走って、車を数台抜いたら、前方がクリアになった。この幸せを手放すことはできず、カブの限界の低さにヒーヒーいいながら、出来うる限りの走行を楽しむ。幸せの極み。 休みなく、一気に弓ヶ浜に着いてしまった。最後は、エンジン、ダレ気味。老カブも、まだまだやれるじゃないか。
11:05弓ヶ浜[238km]。寝ころんで休憩。平日だけあって、静か。回りの砂浜には、鳥の足跡がついているだけ。
14:00発。これまた久しぶりに仁科峠を越えてみる。仁科峠は、伊豆の中でも峠らしい峠だ。狭い登りをノロノロと上る。キャンプ場の看板が目につく。かつての大滝ランドもキャンプ場となっている。14:36仁科峠。なんと!わびしい系の峠だったのだが、船原峠から真新しい幅広の道路ができあがっていた…。魅力が一つなくなった。下に宇久須港・駿河湾から、遙か遠くまで見渡せる。高原牧場と海という風景だ。今後のシーズン中は、人で溢れるのだろうか。 15:30修善寺[345km]。修善寺の行動は、毎回同じようなものになる。独鈷の湯へ行き、湯に手を入れて確認。ふらふらと歩いて、射的屋が変わらずにあることを確認。公園で、湧き出す温泉を一口飲む。修善寺の門をくぐって、寺を見る。こんな、確認行動を今回も行った後、店頭で温泉饅頭の『栗おこわまん』\150-を買って食べた。
修善寺15:50→三島→沼津。この道が嫌いなのだけど、平日のせいか、思った以上に早く通過できた。沼津からR246→19:00帰宅。メーター76901km。現カブ最後のツーリングだったが、ずいぶんといじめてしまった。しかし、まだまだ走れそうではないか… |