95/10/15 雲取山登山ツーリング  戻る

川崎→青梅→奥多摩湖→雲取山登山→上野原→津久井湖→川崎

 4:42川崎市宮前区発。走り出して、カブのハイビームが切れているのが分かった。10000km走行で切れた。かなり寒いぞ。冷えている。寒いのを予想してオーバーパンツを履いていたが、一枚皮のグローブと上着の胸の所が寒い。R246→府中街道。是政橋を越えてR20→青梅→奥多摩湖。山間部はかなり冷えていて、路面凍結が怖い。道は空いている。三条の湯への林道を終点まで。登山口7:10着。91km、2h28m。この方面はあまり走らないのだが、意外と近いようだ。最後の林道はそれほど荒れていない。カブでも大丈夫。でも、この辺りの森は素晴らしい。水源地として保護されているためだろう。ここを押さえた東京都はなかなかのものだな。

 登山道はかなり整備されている。広葉樹の原生林で気持ちがいい。天気は秋晴れ、これ以上は求められないほどだ。道が正しいか不安ながらも歩く。無事三条の湯に着く。泊まり6000円、素泊まり4000円、風呂500円、テント500円。沢は綺麗である。紅葉が始まっていていい感じだ。登山道は綺麗に草が刈られて整備されている。東南側に開いた道なので、明るく気持ちがいい。カエデがいい匂いを出している。最後の登りはそれなりにキツイかも知れない。紅葉というよりは黄葉がメインだな。頂上近くの尾根沿いは植林してある。雪を被った富士山が綺麗に見える。9:58頂上着。結構、簡単に登れてしまった。雲取山って意外と近かったのだな。2017m。東京都最高峰だ。ここも東京都か。

 南のピークで休憩。この南東の尾根はいい感じだな。東京方面は若干は見えるが、寒い朝のスモッグで見えない。頂上には綺麗な非難小屋がある。北アルプス方面は雪で真っ白だ。南アルプスはよく見える。雪は積もってないようだな。雁坂峠付近が綺麗に見える。低い草原になっているようで、歩いてみたい気にさせる。気持ち良さそうだ。紅葉真っ盛りである。頂上付近が紅葉のピークのようだ。期待してなかったが、とてもいい場所を見つけた。特に、三条の湯コースは原生林の中なのでいいのかもしれない。

 10:32頂上発。雲取山荘に寄って行く。小屋はいいところに建っている。見晴らしもいいだろう。小屋の前の窪地にシカの母子がいる。休憩がてら、シカを眺める。リスがドングリをくわえて走って行く。

雲取山荘

12:23三条小屋。結局、休みなしでカブまで歩いてしまった。12:44カブ着。

 12:57発。“お祭”から三条の湯まで歩く人が多いようだ。ここを歩くのは大変である。ここを歩けば確かに雲取は遠い山になるな。この歩きだけで、2h40mくらいかかるようだ。帰りは下りなので、林道でも結構スピードが出る。これが楽しい。辺鄙な所を訪れる際のお楽しみだ。ランクルに追いついてしまった。ガタガタの林道のあとに舗装路に出ると本当に気持ちがいい。いい感じで飛ばす。上野原に出ようと思いつき、ついでなので奥多摩周遊道路を通る。車がほとんど走っていないのが気持ちいい。道もかなり良くなっている。コーナーは結構スピードが乗っていて危険でもある。カブは登りはきついな。3速で登れたが、スカスカ状態だ。奥多摩湖を上から眺める。絶景である。東京都も奥が深いな。ワインディングを堪能する。カブは下りは調子がいいが、砂が浮いている所がありチョイ危険だ。数馬・蛇の湯近辺にも日帰り温泉施設のようなものが出来ていた。この辺りは、かつては秘境だったろう。東京からわずかな距離とは思えない。
 檜原村から上野原へ抜けるトンネルを通る。山梨側はコーナー手前を波状にしてある。俺を殺す気かー。カブでオーバースピードで段差に突っ込むと、どうなるか知ってんのかい!。この道はもっと広いものかと思ったが、狭くスピードが上がらない。上野原のT字路からR20に入る。相模湖へ。津久井湖へ向かうが車の量が多く、渋滞しかかっているので、三ヶ木でR412に入って相模川沿いに出る。海老名でR246へ。道は混んでいるが、すり抜ける。すんなり帰宅する。16:19帰宅。こんなに早い時間に帰って来てしまった。124km、3h22m。 走行215km ガソリン代420円程度


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