登山ツーリングは早起きに限る。なるたけ早い時間の山へ登りたいし、何しろ道が空いていて距離と時間を稼げる。今回は非常事態を考えて寝袋を持っていく。寒いと休憩するのもやっかいだ。
川崎市宮前区4:00発→中原街道→銀座→R4へ。やはりトラックが多い。ひたすら走って距離を稼ぐ。新利根川橋\50。上三川町よりR352。今市→R119→いろは坂。いろは坂は登り側と下りが分かれているので安心して走れる。右側が車で、左車線がバイク&バスである。気持ちよく走れる。しかし、バイク車線をマイペースで走っている車がいる。右車線は車が走っているので、抜きづらいし困った。クラクションならしても分かってない。仕方なく右車線に出て抜く。登りに弱いカブの限界走行で、抜き去るまでかなりの時間を要する。中禅寺湖はいつ来ても気持ちがいい。竜頭の滝付近の黄葉は素晴らしい。裏男体林道に入る。ここは初めて通る。登りである。8:52志津小屋着。199km。 9:00歩き始める。こちらからだと、簡単に登れるはずだ。しかし、日頃の運動不足か結構つらい。頂上部からの見晴らしは素晴らしい。中禅寺湖や戦場ヶ原を見下ろす。10:54男体山頂上。頂上南部で湖を見下ろしながら、休憩。登って来た道を戻る。12:21カブ着。 12:30発。山王峠へ行ってみる。この付近の紅葉は見事だ。やはり標高によって随分違うようだ。Rブレーキが掛けたあとに戻りが悪い。アクセル開けてもしばらく、ブレーキが掛かっている。うまく加速できない。ブレーキペダルを戻しながら走るが、ブレーキドラム内部で戻りが悪いようだ。 紅葉のあまりの見事さに栗山村川へ降りてみる。この道も、ほとんど舗装路になってしまったな。こちら側は山深さを感じる。しかし、栗山村側の紅葉のすばらしい!。本当、全山錦だ。こんなに長い道だったっけ?。かなりの標高差を降りる。前の車がのろのろ走ってる。この車、ブレーキ掛け過ぎでなんか臭いぞ。
13:20川俣温泉着。バイクを止めて気付く。臭いのはカブだった……。Rブレーキドラムが空焚き状態…。焼けた色になってる。スポークすら熱くて触れなかった。戻りが悪かったRブレーキを引きずって走っていたのだ。蒼くなる。チェックすると、焼き付きや割れ、変形はないようだ。良かった。この後は平地なので、引きずっていれば分かるだろう。天気がやばそうだ。真っ暗なのだ。と、やはり雷が鳴っている。なんか冷たい強い風も吹いてきた。雷雲が近づいている。逃げるように東へ走る。ポツポツ降り出すが、カッパは着ずに逃げ切りを謀る。関東は今日、雨の確率はほとんど無かった。東北の日本海側だけ悪い予報だったのだ。それだけ北に来てしまったのか?。問題は、バイク用のカッパを持ってきていないのだ。登山用のカッパだけだ。これは通気性を重視してて、バイク走行には向かないのだ。直ぐに浸水する。 14:30、R121へ出る。そのまま南下する。鬼怒川温泉あたりまで来ると、ウソのように晴れている。でも、雷雲からの強い風で雨が飛んでくる。見事な虹が出ている。虹を眺めて、カッパを脱ぐ。なんといい天気だろうか。関東平野は。 今市市へ出て、来た道を戻る。15:00、R352→16:00新R4。18:00足立区の友人宅に寄るが、留守。なんか混んでいる時間に都内に入ってしまった。中原街道を使って、19:30帰宅。この時間に帰れれば、楽だ。どっぷりと秋を体感した。日帰りじゃもったいないかも。 走行439km 燃費55km/l程度 |