裏庭観察記 事件簿110


09/07/01
コシアキトンボが、とまっていた。(画像1)

09/07/02
●獲物を運んでいたジガバチモドキの一種メスに、オス蜂が交尾を迫った。(画像1)

09/07/03
●6/28に葉を運び入れていたヒメハキリバチの巣が、葉で閉じられていた。おそらく、ヨツスジトラカミキリの脱出坑。(画像1)
リンゴカミキリが飛び回っていた。(画像2)
●羽脱直後と思われるルリジガバチが、時間を掛けて、ホコリだらけの身体を身繕いをしていた。(画像3)
サトジガバチが、手のひらで暖をとった。(天気曇り) 腹を熱源にペタリとつけるのだが、凹みを利用して接触面積を増やしているようだ。(画像4)
 


09/07/04
スミゾメハキリバチメスは、ここで夜を明かしたようだ。しっかりとアゴで固定している。(画像1)
ルリジガバチが交尾していた。気がついた直後には離れてしまった。メスが羽脱するのを待ち伏せていたようだ。(画像2)
ルリジガバチが、指の上でストレッチ。(画像3)

 

09/07/05
●昨年7/25に造られたルリジガバチ巣。今日、羽脱したもよう。(画像1)

09/07/07
ホシウスバカゲロウポイント、7匹。
アケビコノハ幼虫を確認。毎日2階の窓から見ていて、やっと確認。(画像1)

09/07/08
ホシウスバカゲロウポイント、0匹。
●小雨の中、裏庭でサトジガバチが巣穴を掘っていた。雨の水たまりから10cmほどの濡れた地面。ジガバチは、掘り出した土を遠くへ捨てるが、この巣の横には掘り出された土塊の一部残っていた。この土塊を、巣を仮閉じする際に使用していた。(画像1)
オオジガバチモドキが、葉に溜まった雨水を飲んでいた。その後、20cmほど離れた場所で、土を採取していた。(画像2)
ヒメベッコウの一種?が、カニグモの一種?を狩っていた。小さな黒い蜂が追い回したので、逃げるように飛んでいってしまった。オス蜂だろうか。(画像3)
●夜、室内にチャタテムシの一種が飛んできた。触角が長い。(画像4)
   

09/07/09
ホシウスバカゲロウポイント、2匹。
アミガサハゴロモ成虫が現れた。
イボバッタ成虫が現れた。(画像1)
トウキョウヒメハンミョウが交尾していた。(画像2)
シロオビキホリハナバチが巣穴を掘っていた。飛び回るルリジガバチにビクついていた。(画像3)
ルリジガバチの数が増えた。去年以上に個体数は多そうだ。メスが、アシナガグモを運んでいた。(画像4)
ミドリセイボウの姿を確認。今期初。久しぶりに撮影できた。(画像5)
 
 

09/07/10
ホシウスバカゲロウポイント、0匹。夜間、強風が吹いていた。
エゴヒゲナガゾウムシオスがいた。(画像1)
ヨツスジトラカミキリが現れた。(画像2)
クロバネツリアブがいた。(画像3)
  

09/07/11
ホシウスバカゲロウポイント、0匹。風だけのせいではないようだ。
●昨年もルリジガバチが巣を造った竹筒(カット後7/05に羽脱)に、ルリジガバチが巣を造っていた。庭で土を採取していた。一番外側になる巣室で、最後の白塗りは、丁寧に4度行った。(画像1,2)
キタキチョウが地面で吸水していた。(画像3)
サトジガバチが獲物を探していた。気配は感じでいるようで、地面を探査後、植物の茎を登っていった。葉がかたまったあたりを探っているときに、イモムシが落ちてきた。サトジガバチは、地面に落ちて探す。イモムシは枝に掛かっていたのだが、暫くしたら、地面に落ちた。落ちた所を察知して、ハチが獲物を見つけた。しばし、獲物を目前にして動きを止めて(画像4)、様子を伺っているよう。一気に獲物に襲いかかったが(画像5)、落ち葉の下で様子が分からず。落ち葉を退かしたら、ハチはどこかへ飛んでいってしまった。
 暫くすると、ハチは戻ってきたが、イモムシを見つけることが出来ず、諦めてどこかへ行った。もっと執着すると思ったが、それほど丹念に探さず、あっけなく諦めていた。イモムシは、麻酔が効いてないようだった。
ヒグラシの鳴き声を聞く。今期初。
 

 

09/07/12
ホシウスバカゲロウポイント、3匹。
クチナガチョッキリが交尾していた。(画像1)
●庭東端で、ジャコウアゲハ幼虫が死んでいた。初めての確認。食草は東にあり。(画像2)
ノコギリクワガタオスがいた。(画像3)
ヒメバチの一種がいた。5mm程度。(画像4)
 
 

09/07/13
ホシウスバカゲロウポイント、1匹。
ヤマトタマムシが、庭を飛んでいた。
ルリジガバチが、上に割れ目が入って竹筒に泥を運んで、割れ目塞いでいた。(画像1)
ルリジガバチは、去年以上に個体数を増やしてる感じ。(画像2)
ミイロツメボソクモバチが、マミジロハエトリメスを狩っていた。ハエトリグモは、その跳躍でハチの視界から逃げ去る。ハチは見当違いな場所を探り、クモは逃げ切ったかに見えた。ハチは、広い範囲を低く飛びまわり、ついに、その飛行から逃げるように跳躍したクモを発見した。ハチは一気に襲いかかり、クモは逆らうような動きは見られず、一瞬にして仕留めた。(画像3)
 

09/07/14
○関東甲信地方が、本州で一番早く梅雨明け。
ホシウスバカゲロウポイント、1匹。
ホソムシヒキの一種が、クモの巣にかかったアオバハゴロモ成虫を捕食していた。(画像1)
●7/11に観察した、ルリジガバチ巣。丹念に白塗りされていたのだが、そこへ、茶色い粘液を上塗りしていた。樹液だろうか? 塗られた感じはニスのよう。(画像2)
●2階西側の軒下に、コガタスズメバチ?初期巣が放棄されていいるのに気づいた。(画像3)
  

09/07/15
ホシウスバカゲロウポイント、0匹。
アトボシアオゴミムシ幼虫がいた。(画像1)
●切り株の上に、ミカドジガバチがいた。(画像2)
●その切り株に、カネタタキ幼虫がいた。(画像3)
●昨日のルリジガバチは、巣に獲物を運び入れ、産卵していた。ここは、7/11に最終巣室を造り終えたと思った竹筒で、ハチの腹半分が外にでてしまう浅さ。(画像4) 夜には、白塗りされていた。
 
 

09/07/16
ホシウスバカゲロウポイント、1匹。
トックリバチオスが、日光浴していた。(画像1)
オオアカバネハネカクシ?が、有翅アリ♀をくわえて、走り回っていた。(画像2)
 

09/07/17
ヒグラシの鳴き声を聞いた。今期初。
ヒメヨコバイの一種がいた。(画像1)
●庭をアメンボが跳ねていた。黄色いダニつき。(画像2)
 

09/07/18
ハゴロモヤドリガ幼虫が、スケバハゴロモ幼虫についていた。若い幼虫もいるが、寄主から離脱する終齢幼虫もいる。

<南西1500m地点>
ソボツチスガリ、5つの巣を確認。獲物を運び入れている。
●有翅のカマバチの一種がいた。我が家で見かける無翅カマバチの、2倍以上の大きさがある。(画像2)

09/07/19
クロアゲハが地面で吸水していた。(画像1)
アトボシアオゴミムシ成虫がいた。(画像2)
 

<南西1500m地点>
カタグロチビドロバチらしき蜂が、クズの葉の上で獲物を狩っていた。ファインダー越しに、獲物がタマムシ系という事に気づき、『えぇ〜、そんな蜂いるのかよ?』と驚愕。
 獲物第一候補のクズノチビタマムシ幼虫を探し出して、画像を比較。獲物はクズノチビタマムシ幼虫のようだ。(画像3,4)
●クズノタマムシ幼虫を探しているとき、有翅のカマバチの一種を見つけた。昨日の個体に比べ、かなり小さな個体。目で追っていたら、テングスケバ科?幼虫を捕らえた。鎌状の前脚で獲物の脚を掴み、ぶら下がった状態で獲物の脚の間あたりに、尻針を打ったようだ。その後、獲物の腹部背側に尻先をつけていた。これが産卵だろうか。(画像5)
  

09/07/21
ホシウスバカゲロウポイント、0匹。
コノシメトンボがいた。(画像1)
オナガグモが獲物を捕食していた。(画像2)
 

09/07/22
○部分日食。75%程度が欠けるも、雲に遮られて観測はできす。

09/07/23
ホシウスバカゲロウポイント、0匹。
●クモ喰いのムシヒキアブの一種が、巣にいたワキグロサツマノミダマシを捕食していた。(画像1)
チャバネセセリがいた。(画像2)
 

09/07/24
ルリジガバチが、鳥糞の白い尿酸部分を採取していた。この鳥糞は、観察用に軒下に置いておいたのだが、直ぐにカリカリに乾燥して茶色くなってしまい、見向きもされていなかった。それが、雨しぶきに濡れて、利用できる状態になったようだ。(画像1)
 次に鳥糞採取に来たときに驚かしてしまい、ハチはどこかへ飛び去ってしまった。しばらくすると、茶色い樹脂のようなゲル物質をくわえて帰巣した。同一個体が、白鳥糞と樹脂?を巣に塗ることを確認した。(画像2)
 

09/07/25
ホシウスバカゲロウポイント、1匹。
●しばらく、ヒメスズメバチの巣に、ハチが出入りする姿を見ていない。意を決して、伏せた陶器の容器を返してみた。天井部分に巣があったようだが、下に落ちていた。大分前に放棄されている。湿気が抜けないので、容器内側は結露で濡れていて、どう見ても、巣を造るには不適な場所。(画像1)
ニッポンメンハナバチが、木材の穴に巣を造っていた。(画像2)
コウライクモカリバチが、崖から垂れ出た木の根についた土塊に巣を造っていた。風が吹くと揺れる、不安定な場所。2化めのハチが始動したと思われる。獲物はネコハグモ?のようだ。6月より獲物が大きくなっているので、狩り入れる獲物は少なくなる。(画像3)
最後に尻先を入れて産卵して(画像4)、土を1度だけ運んで、巣を閉じた。
 昨年までは、このハチの巣を見つけることは難しいと思っていたが、今年になって、3つめ巣を見つけた。
●コウライクモカリバチを待っていると、オオフタオビドロバチルリジガバチトックリバチが、土を採取にやってきた。(画像5,6,7)
一度、 トックリバチが、コウライクモカリバチの巣を探知して、しばらく触角で探っていた。(画像8)
 
 
 
 

09/07/27
ホシウスバカゲロウポイント、0匹。
●日光浴中のアゲハ、別の個体がアタックした。(画像1)
ヨツスジトラカミキリが交尾していた。(画像2)
●7/25のコウライクモカリバチ巣の至近には、追加の巣は造られていない。
土を採取している個体、水を吸う個体(画像3)、複数個体が活動しているのは確かだが、追いきれず、巣の方向すら分からない。
●崖面にあるキシノウエトタテグモ?の古巣に、12mmほどのハチの一種が、土塊や木の枝を運び込んでいた。(画像4)
 
 

09/07/28
ホシウスバカゲロウポイント、3匹。
●昨日のハチの巣。こんな狩り蜂いたっけ?と、とても気になっている。是非とも、巣を掘り返して、獲物を確認せねばならない。
 巣が、どんな完成型になっているか、ワクワクして見てみると… (゚д゚) (゚д゚) (゚д゚)
そこには、画像1な光景が… トビズムカデに先を越されてしまった…ショック。
掘り出してみたが、何も出てこない。ムカデの口器に残っていたのかもしれない。
ヤブキリオス成虫が、キンカンの花びらを食べていた。(画像2)
センノカミキリが交尾していた。(画像3)
クモバチ(ベッコウバチ)の一種が、フクログモの一種?を運んでいた。蟻地獄(ウスバカゲロウ幼虫の巣)を通過した際に、砂をかけられてひるんだ時に、獲物に噛み付かれた。蜂は、何とか持ち去ろうとするがビクともしない。獲物が生きている為と勘違いしたのか、獲物に何度も尻針を打ったりと奮闘するも、結局、獲物を諦めた。(画像4)
 
 

09/07/29
ホシウスバカゲロウポイント、1匹。
●キンカンの花の近くで、バラハキリバチがテリトリーを張っていた。フカイドロバチやオオハキリバチなど、自身より大きなハチも追い回していた。(画像1)
クロバネツリアブが、砂地に尻先を押しつけて、砂を取り込んでいた。(画像2)
フカイドロバチが、竹筒に獲物を運び込んでいた。(画像3)
●夜、ヒサゴクサキリメス成虫が、メダケを食べていた。(画像4)
●夜、3匹のルリジガバチが、枯れ笹に止まっていた。アゴは使わず、ただとまっているだけ。(画像5)
  
 

09/07/30
ホシウスバカゲロウポイント、1匹。
ミカドジガバチが、ホソバシャチホコ幼虫を運んでいた。(画像1) 近づき過ぎて、指を咬まれた。痛いほどではなかった。
●近くにオオハキリバチが巣を造っていて(画像2)、近くを飛ぶ姿に反応して、獲物運搬中のミカドジガバチは暫くフリーズしていた。
ルリジガバチが狩るクモも、サイズが大きくなってきた。(画像3)
●夜、コガタスズメバチが下草にとまっていた。考えて見れば、巣にいないのは異常。その場では気づかなかったが、撮影したものを見て、ネジレバネの一種メス1がついていたのが確認できた。
 

09/07/31
ホシウスバカゲロウポイント、4匹。
ベニスズメ終齢幼虫が3匹いた。(画像1)

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