裏庭観察記 事件簿7


98/8/1
20cmほどの黄色いコウガイビルが這っていた。粘液降下実験をする。しかし、足場がなくなっても降下はせずにUターンしてしまう。この異常に細長いタイプは、粘液降下能力はないようだ。
98/8/2
関東甲信地方が梅雨明け。梅雨期間は62日。
98/8/4
昨晩の雨で湿っていた裏庭の地面に、シオカラトンボ?のメスが、尻を打ちつけて産卵していた。
ホオズキの茎で、カメムシの一種の幼虫が、集団で食事していた。(画像1)
25cmほどのコウガイビルが太いミミズを食べていた。ミミズの食べられている部分は、泡まみれになっている。食後は、身体の中ほどが膨らんだ。よく見かけるものより色が薄くて、真中のこげ茶色の線が、頭部の先まであった。(画像2)
ホオズキの汁を吸うカメムシ幼虫 ミミズを食べるオオミスジコウガイビル

98/8/5
アナバチの一種が、葉の上の水を舐めていた。(画像1)
3mくらいの高さの枝にオオミズアオがとまっていた。色が黄色っぽい。(画像2) 以前、近くにいた幼虫が、オオミズアオの幼虫なのだろうか?(画像3:7/22)
7/10頃作られたトックリバチの巣に穴があいていた。無事に羽化したようだ。(画像4)
フカイドロバチ?が、土を丸めて運んでいた。飛行中の画像です。(画像5)
アナバチの一種? オオミズアオ オオミズアオ幼虫 主無きトックリバチの巣 土を抱えて飛ぶ ドロバチの一種

98/8/6
腹が赤いハラアカハキリヤドリ?が訪花していた。(画像1) オオハキリバチの巣に寄生するそうだ。
ヒマワリの葉の裏でハムシの一種が産卵していた。(画像2)
3cm程度の、こげ茶色のコウガイビルと5cm程度のオオミスジコウガイビルがいた。今年生まれたものだろうか? 画像3は、10cm程度のオオミスジコウガイビル。 下に見える、切断再生中の個体より、色が薄く、くすんだ感じだ。
ハラアカハキリヤドリ ヒマワリの葉の裏で産卵するハムシの一種 色が薄いオオミスジコウガイビル

98/8/7
トックリバチが、獲物を運んでいるのを発見。 巣は、エアコンの室外機の中にあった。
98/8/8
小さなゾウムシの一種が、交尾をしていた。(画像1)
ジガバチが、穴を掘っていた。アゴと前脚で土塊を運んで、巣の近くへ放り投げる。(画像2) 仮に穴を塞ぐ際に、枯葉の丸まったものを先に入れて、ストッパーにしていた。
交尾するゾウムシの一種 土を運ぶジガバチ

98/8/9
キマダラセセリが、交尾をしていた。(画像1)
もうすぐ成虫になりそうな、オオカマキリの幼虫がいた。 複眼の奧に見える小さな黒点が、人間っぽいイメージを与える。(画像2)
夜、ハヤシノウマオイが鳴いていた。
交尾するキマダラセセリ カマを丹念に掃除するオオカマキリ

98/8/10
シロテンハナムグリが、葉の上にいた。(画像1)
ガの一種の幼虫がいた。 形は、イラガに似ている。(画像2)
庭にルリタテハが飛んでいた。我家では珍しい。
シロテンハナムグリ ヒメクロイラガ幼虫

98/8/11
庭に、コブマルエンマコガネの死体が転がっていた。(画像1)
コブマルエンマコガネ

98/8/12
ツクツクボウシが初鳴き。
一見、ハチに見えるガがいた。スカシバガの一種?だろうか。尻の先が、エビの尻尾のように開いていた。(画像1)
"我が家の奇跡"サワガニの生息調査をする。 しかし、生息確認できず。遂に絶滅か… この環境では無理もないか。
プラナリアは、確認できた。(画像2) その際、石の裏に1mm程度の半透明で緑色っぽい、カイミジンコに似たようなものがいた。(画像3)
羽化直後と思われる、ウスバカゲロウがいた。 こんな顔をしている。(画像4)
スカシバガの一種 プラナリア  

98/8/13
褐色のオオカマキリの幼虫?がいた。短い翅がある。(画像1)
チュウレンジバチ?の幼虫が、葉にぶら下がっていた。(画像2)
ジョロウグモ?が、円形の網を張っていた。(画像3)
オオカマキリ幼虫の翅になる部分 チュウレンジバチsp?の幼虫 ジョロウグモ メス

98/8/14
北陸・東北地方 "梅雨明け宣言しない"宣言
98/8/15
シラカシの枝の先に、コメツキムシの一種がいた。何か舐めているようだ。(画像1)
屋外の木の割れ目の中でゴキブリの一種が脱皮していた。下向きに脱皮するようだ。(画像2)
若芽のから出る液を吸うサビキコリ ゴキブリの一種 木の割れ目で下向きに脱皮

98/8/16
裏庭にゴマダラチョウがいた。至近距離でじっくり観察できたので間違いない。
オオスカシバ(画像1:5/28)が産卵していた。 ほとんどホバリング状態で、一瞬のうちに産卵を終える。(画像2) ここは、画像3(6/2)の幼虫がいた木である。この幼虫が、オオスカシバの幼虫の可能性は高い。
巨大なカラカサタケの仲間が生えていてびっくり。高さは50cm近い。(画像4)
オオスカシバ オオスカシバ 卵 オオスカシバ幼虫 カラカサタケの一種

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