裏庭観察記 事件簿119


2011/08/01
クロバネツリアブが、軒下の乾いたコンクリート上の土埃に尻先を擦りつけていた。(画像1)
ヒサゴクサキリオス成虫を確認。

2011/08/02
オオカマキリ幼虫が脱皮していた。(画像1)
クモバチの一種が、コクサグモオスを運んでいた。(画像2)
●7/01,7/02に完成されたルリジガバチの2つの巣に、穴が空いていた。(画像3)
  

2011/08/05
クロカナブンがバケツの水に浮いてジタバタしていたので、救出。(画像1)
ツマアカクモバチを確認。(画像2)
ナミカバフドロバチ竹筒をクリーニングしていた。竹筒に巣を作るのは、初めての確認。(画像3)
 

2011/08/08
●朽ちかけた切り株に、セヅノアリバチオスがいた。(画像1)
●軒下の古いスズバチの泥巣。ルリジガバチが再利用して、毎年巣を作っている。その孔に、フカイドロバチが巣を作ったようで、泥で塞いでいた。撮影前、ルリジガバチが体当たりしてた。(画像2)
●北西角で、ツマアカクモバチAがうろうろしていた。近くに虚脱したアシダカグモを確認。こちらに驚いて飛び退いたもよう。
 しばし待ったが、なかなかクモを見つけられない。と、足元を別のツマアカクモバチBが小さなアシダカグモを引きずって通過。こんなこともあるのかと驚きつつ、折角なので、ちょっと実験。『大きさの違う2つの獲物を置いたら、どちらを選ぶ?』
 Bは、一度大きな獲物を咥えるも、直ぐに元の小さな獲物を運び出した。(小さな獲物は軽く、凄いスピードで運ぶことができる。) Aに試すと、迷わず小さな獲物を運び出した。意外だったので、小さな獲物を離れた場所に移動し、大きな獲物と入れ替えた。しかし、なぜか、大きな獲物に反応しない。自分の狩った獲物の上を歩いているのに、反応しない。しまいには、辺りを飛び始めて、直ぐに小さな獲物を見付け出した。これも意外で、Aの運んだ経路や落下範囲から離れているのだ。素早く反応したが、直行はできなかったので、目視はしてないのだろう。小さな獲物から、いい匂いが出ているような感じなのである。もう一度やってみたが、やはりAは、もはや自分の狩ってきた獲物には反応せず、小さな獲物を運んだ。 ABとも、南から北隣家方面へ向かっていた。(画像3,4 )
 
 

2011/08/09
●バケツの水に、蜂の死骸が浮いていた。触覚が落ちているので、古いものが飛ばされてきたようだ。コトガタバチ?だろうか。ならば初だが。(画像1)
コウヤツリアブが交尾していた。(画像2)
ヤノトガリハナバチが訪花していた。(画像3)
ヤマトタマムシ3匹が飛び回っていた。
エントツドロバチが土を採取していた。巣は西方面。(画像4)
●7/01にルリジガバチが巣穴を完成させ、8/02に穴が空いた場所にルリジガバチがクモを運び込んでいた。産卵も確認。1化群と2化群がいるような感じがするのだが… (画像5:産卵)
 
 

2011/08/10
●夜、クサキリ、初鳴き。
●夜、ヒサゴクサキリがメダケに産卵していた。合間に産卵管を舐めていた。(画像2,3)
 

2011/08/11
アメリカジガバチが泥を丸めていた。上空高く上がって北方面へ(画像1)
●ケヤキの幹の周りを、スズバチオス3-4匹が飛び回ったり、止まったりしていた。(画像2)
●大型のコガネムシの一種がいた。(画像3)
バラハキリバチ?が葉を切って運んでいた。(画像4,5)
●夜、ササキリ初鳴き。
 
  

2011/08/12
●2階窓より、オオフタオビドロバチがとまっているのが見えた。雰囲気が違うので、双眼鏡で確認すると、オス蜂にネジレバネオスが2匹ついていた。ネジレバネ羽化のタイミングだったのだろうか。(画像1)
サトジガバチが、シャクガ幼虫幼虫を運んでいた。(画像2)
●夜、カネタタキ初鳴き。
 

2011/08/15
セグロアシナガバチスズメガ類幼虫を肉団子にしていた。(画像3)
サトジガバチアケビコノハ幼虫を運んでいた。不用意に近づいたら、あっさりと獲物を放棄してしまった。母屋南東角を西へ向かっていた。(画像2)
スミスハキリバチ?が、トタテグモの古巣に葉を運び込んでいた。(画像3)
●夜、アオマツムシ初鳴き。
 

2011/08/16
ツクツクボウシ初鳴き。
スジボソコシブトハナバチが訪花していた。(画像1)
ルリモンハナバチの姿を確認。
コクロアナバチササキリオス成虫を運んでいた。巣は、昨年と同じジュラルミンポール。(画像2)
 

2011/08/17
セミヤドリガ幼虫が、東隣家のケヤキの樹冠の枝から糸で降下してきた。ヒグラシの少ない状況からすると、他種のセミに依存しないと存続は無理のような気がする。(画像1)
キボシアシナガバチの巣には、オス蜂がいた。(画像2)
コクロアナバチクビキリギス幼虫を巣に運び込んだ。(画像1)
●10mm程度の小さな黒いクモバチの一種が、ジョロウグモ幼体を運んでいた。(画像4)
ツマアカクモバチアシダカグモを狩ろうとしていた。あきらかに匂いで獲物を察知している。動きの活性が高まり、尻先を前方に曲げた臨戦体勢で獲物を探す。結果的に、狩りは成功しなかった、印象は『アシダカグモ速い!』。
アシダカグモは、動くものが目に入ると瞬時に身を隠す。ツマアカクモバチはこの時の動きで相手を認知しているようだ。瞬発力、スピードともに、アシダカグモが一段上で、どこかに追い込まないと、狩ることは難しいようだ。ツマアカクモバチは、その後、何度も何度も、クモが隠れそうな場所を探していた。この際に、麻酔されたアシダカグモ(8/8に得た小さな個体。脚が動き、横に緩く移動できる状態。)を目につく場所に置いてみたが、近くに来てもハチは反応しなかった。あの素早い動きが必要なのかも。
 #一部動画を撮影したので、外伝にアップする予定。
 
 

2011/08/18
●東端に、オオハヤバチがいた。おそらく東隣家に巣を作っている。(画像1)
●夜、北の道沿いのヒサカキに、クロアナバチ1匹。昨年と同じ木。

2011/08/19
ミドリセイボウがいた。ピカピカで羽化直後のよう。ルリジガバチの活動は終盤で、夜間ねぐらに2-3匹の現状。(画像1)

2011/08/23
オオハキリバチが探査飛行をしていた。(画像1)
コクロアナバチは、同じジュラルミンポールに巣材を運んでいた。
●夜、ミドリササキリモドキ初鳴き。45kHz程度で鳴いている。

2011/08/28
●夜、キシタバが飛んでいた。(画像1)
●8/23にオオハキリバチが探査していた穴に、オオハキリバチが頭から入って尻先だけが見えていた。

2011/08/30
ツマトビキエダシャクがいた。(画像1)

2011/08/31
ホシウスバカゲロウポイントに成虫12匹。(画像1)
オオハキリバチが木屑で巣穴を塞いでいた。そこをコウヤツリアブが卵を放り込む。(画像2)
●夜、閉じられたはずのオオハキリバチの巣が、深く掘られていた。奥をみたら、オレンジ色の腹が見えて納得。ハラアカヤドリハキリバチが入り込んだのだ。(画像3)

 

2011/09/01
●朝、ハラアカヤドリハキリバチは、まだオオハキリバチの巣の中にいた。

2011/09/11
●母屋東の軒下に巣を作っていたキアシナガバチの巣が解散したようだ。近くの葉の上に、多数のハチが止まっていた。(画像1)
●夜、珍しくギンヤンマオスがぶら下がっていた。(画像2)
●夜、庭の柿の木の高さ2mほどの位置でミドリササキリモドキが鳴いていた。高い位置の葉の下側で鳴いていることが多い。付近で鳴き声を確認できたのは、この1匹のみ。(画像3)
 

2011/09/12
キアシナガバチの巣に、ヒメスズメバチが来ていた。昨日の行動も、ヒメスズメバチの影響かもしれない。(画像1)

2011/09/25
ヒメクロホウジャクが訪花していた。久しぶりの確認。(画像1)
シギゾウムシの一種がいた。(画像2)
●夕暮れ、タカの一種(おそらくツミ)が、飛んでいるアブラコウモリを狩ろうとしていた。暗くまでに何度かチャレンジしていた。
 

2011/10/10
ヒメハナバチの一種?が、下草に8匹とまっていた。(画像1)
アオゲラ?の羽根が落ちていた。(画像2)
●夜、ミドリササキリモドキが柿の木の高い位置で鳴いていた。
 

2011/10/14
アブラゼミが鳴いてた。
●日没後、アブラコウモリを追いかけてヒヨドリ大の鳥が飛び出した。枝に止まった所をライトで照らすと、両目が光って見えた。面構えはフクロウ系。

2011/10/18
●裏で聞きなれない声。コサメビタキであった。

2011/11/02
ジョウビタキを初認。
●夜、柿の木でミドリササキリモドキが鳴いていた。姿も確認したが、まだまだ元気な感じ。今までの観察では、暗くならないと鳴かないようだ。

2011/11/13
ムラサキツバメがいた。冬場しか姿を見かけない。(画像1)
●気温が上がり、キアシブトコバチが潜んでいた穴から次々と出てきた。この中には複数の個体が入り込んでいる。(画像2)
●1匹のトラマルハナバチが訪花。今年は殆ど姿を見なかった。昨年の営巣が失敗だったか。
 

2011/11/20
●雨上がりの暖かい朝。気温20度を越える。ミツバアリ有翅オスが、高さ1-2mのあたりで群飛していた。付近で交尾している姿も見られた。(画像1) メスは、アゴでアリノタカラカイガラムシをくわえたまま、中脚&後脚で翅を落としていた。
 クモの巣に残されたアリノタカラカイガラムシ。(画像2)
 庭の西側のみならず、東側でも群飛が見られた。
 

2011/12/17
●アラカシの芽にタマバチの一種が産卵していた。3個体確認。(画像1)

2012/01/24
○積雪5cmほど。

2012/01/28
ツミがヒヨドリを解体していた。獲物を掴んでいると遠くへは飛ばず、追いかけてもなんとかなった。間合いは難しい。(画像1)
 冬鳥は、ほとんど見かけない。

2012/02/04
エナガの群れがやってきた。ここでは稀。(画像1)

2012/03/27
トラフコメツキを確認。(画像1)
ヒメハナバチの一種が現れた。(画像2)
 

2012/03/28
ヒメコオロギバチが、干した洗濯物で日光浴。(画像1)
 だいぶ復活した感がある。ヤマトトゲアナバチは、昨年から消えている。

2012/03/29
ワカケホンセイインコ12-13羽の群れが、やってきた。
ヒメコオロギバチの巣穴らしきものを発見。かなり執着してる。(画像1)

2012/04/01
クマバチメスが切り株にとまっていた。おそらく昨日の暴風雨に吹き飛ばされ、濡れと低温で動けなくなったのだろう。(画像1)
ヒメコオロギバチが、石に落ちたツバキの蜜?を舐めていた。(画像2)
 

2012/04/03
●日光浴をしていたヒメハナバチの一種?に、ネジレバネの一種がついていた。ひとつ上の節の奥にもネジレバネがいるようだ。(画像1)
○日本海の爆弾低気圧が発達し、午後から夜に欠けて強い風が吹いた。一時30m/S。

2012/04/04
ビロウドツリアブを初認。(画像1)
●フキの葉に、エグリグンバイがいた。初確認。(画像2)
 

2012/04/08
シラホシコゲチャハエトリのオスがいた。(画像1)

2012/04/10
ヤマトハキリバチメスが日光浴をしていた。
カナヘビを初認。

2012/04/12
オオカマキリ幼虫が現れた。(画像1)
キマダラハナバチの一種が訪花していた。(画像2)
ツマキチョウオスを初認。
 

2012/04/13
キクスイカミキリが現れた。(画像1)
クビキリギス初鳴き。多数が一気に鳴き出した。

2012/04/15
スイセンハナアブがいた。(画像1)
ニッポンヒゲナガハナバチオスが多数飛び回っていた。巣穴に入るメスも確認。
ツマキチョウが産卵していた。(画像2,3)
ヒメクロオトシブミが現れた。(画像4)
サイジョウハムシドロバチオスが現れた。(画像5)
    

2012/04/16
○気温低め。
ルリタテハが日光浴していた。(画像1)
ニッポンヒゲナガハナバチオスが日光浴。(画像2)
アオゲラがいた。(画像3)
サイジョウハムシドロバチメスを確認。
コマルハナバチ女王が、物置を探査飛行していた。
  

2012/04/17
アミガサタケが生えていた。(画像1)
ヒメアカハネムシ?がいた。(画像2)
サイジョウハムシドロバチメスの数が増えてきた。(画像3)
  

2012/04/20
アカボシゴマダラ幼虫が葉の上に出てきた。ようやくエノキの葉が展開してきた。(画像1)
ナナフシモドキ幼虫が現れた。例年だと3月末。(画像2)
サイジョウハムシドロバチが交尾していた。(画像3)
 

2012/04/24
●玄関前でツマキチョウが交尾していた。(画像1)
ヤブキリ幼虫が現れた。
オオミズアオメスが、羽化に失敗し、地面でバタバタしてた。(画像2)
トラマルハナバチ女王が飛び回っていた。(画像3)
ムシヒキアブの一種が現れた。(画像4)
アオダイショウが現れた。(画像5)
  
 

2012/04/25
●雨上がりの朝、ミツバアリが群飛していた。(画像1) オスは、メスに飛びついて落下させ、交尾を迫る。
●東隣家で、クマバチオスがホバリングしていた。

2012/04/29
ジャコウアゲハオスを確認。
ヤマトハキリバチが葉を切っていた。ハバチの幼虫がついていても、必要な部分が大丈夫なら、切り取るようだ。南方面へ飛んでいく。(画像1)
サイジョウハムシドロバチが獲物を運んでいた。(画像2) 水を吸って(画像3)、土を採取していた。(画像4)
エゴツルクビオトシブミメスが現れた。(画像5)
 
 

2012/05/01
ジャコウアゲハメスを確認。
ハキリバチの一種オスが、フジの花を外から吸っていた。(画像1)

2012/05/07
オオツマグロハバチ?が、セボシジョウカイを食べていた。(画像1)

2012/05/08
サトキマダラヒカゲ、初認。(画像1)
アカガネサルハムシが交尾していた。(画像2)
 

2012/05/10
ムシヒキアブの一種が、枯れ枝に産卵していた。(画像1)

2012/05/11
キタキチョウが産卵していた。(画像1)

2012/05/12
ハバチの一種がいた。(画像1)
サイジョウハムシドロバチが獲物を運んでいた。(画像2)
 

2012/05/14
セボシジョウカイが交尾していた。(画像1)
アシマダラアカサシガメがいた。(画像2)
 

2012/05/17
ミツバアリが、くるくると結婚飛行していた。メスは、アリノタカラカイガラムシをくわえて飛んでいる。(画像1)
●ピラカンサに、ベニカミキリが訪花していた。(画像2)
●庭の西側で、ヤマトトゲアナバチの巣穴を見つけた。昨年は姿を見なかった。今年はこの個体が初めて。オス蜂も見ていない。(画像3)
 

2012/05/18
ヒナバッタ成虫が現れた。(画像1)

2012/05/20
キンアリスアブが現れた。(画像1)
スミゾメハキリバチメスの死骸が落ちていた。

2012/05/21
●7:30過ぎに金環日食。中心食線から数キロの好条件。雲厚く、小雨が降ったりしたが、なんとか観ることができた。(画像1)
スミゾメハキリバチオスを確認。

2012/05/23
コナライクビチョッキリ?を確認。(画像1)
●玄関前に、ヤマトトゲアナバチオスがいた。(画像2)
オオジガバチモドキオスが現れた。
オオコンボウヤセバチメスが探査飛行していた。
 

2012/05/24
●カキノキの花に、スミゾメハキリバチが訪れていた。オスはメスを追いかける。
オオシロフクモバチが、カキノキの葉先を渡り歩いて、獲物を探していた。

2012/05/25
●朝、ホトトギスの鳴き声が聞こえた。

2012/05/26
オオミスジコウガイビルがミミズを食べていた。よく見れば、2匹で食べていた。(画像1)
クロイロコウガイビルが、ナメクジを食べていた。(画像2)
●東の境の枯れ枝に、クマバチが巣を作っていた。ほぼ垂直の枝。(画像3)
→数日後に放棄。アリが入っていた。
チュウレンジバチが産卵していた。(画像4)
オオスカシバ成虫を初認。
 
 

2012/05/27
オオスズメバチ女王が探査飛行していた。(画像1)
ジャコウアゲハメスが、ナツミカンの花で吸蜜していた。(画像2)
ニッポンヒゲナガハナバチメスが、カキノキを訪花していた。(画像3)
●カラーの花に、ヒメトラハナムグリが2匹いた。初確認。(画像4)
ムネグロメバエメスを確認。
 
 

2012/05/28
ベッコウガガンボが交尾していた。(画像1)
ルリカミキリが、葉脈を囓っていた。(画像2)
ホソツヤアリバチが現れた。(画像3)
 

2012/05/29
シャチホコがの一種幼虫が、糸でぶら下がっていた。(画像1)
サトクダマキモドキ幼虫が現れた。(画像2)
●産卵を終えたと思われるホソツヤアリバチが、トウキョウヒメハンミョウの巣穴を礫で塞いでいた。(画像3)

 

2012/05/30
●カキノキの花に、コマルハナバチワーカー(画像2)や、クマバチが来ていた。それを下から眺めていると、細長いオオマエグロメバエメスがスーと追従して飛ぶ。ときおり、ハチの背を蹴るような産卵行動?をしていた。(画像2)
リンゴカミキリが現れた。(画像3)
  

2012/05/31
●朝、ウスキツバメエダシャク?が羽化していた。(画像1)

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