夕方、地表をうろうろしていたツチスガリが、巣穴を掘りはじめた。 あっという間に、地面の中に消えてしまった。 | |
翌朝には、巣ができあがっていた。 | |
巣を出ると、巣穴の位置を記憶するかのように、巣穴を見ながら、巣のまわりを回りながら遠ざかっていく。 | |
| 花から、エネルギーを補給。 |
獲物のコハナバチ類を狩って、運んでくる。 ふわーっと飛んできて、巣穴に頭から飛び込む。 触角を、アゴで掴むのが基本のようだ。 | |
| 風で巣穴が埋まっていたりすると、獲物を巣入口に放置して、まずは、巣穴の開通作業に没頭する。 開通作業を終えたツチスガリは、放置した獲物を探す。ぴくぴく悶えている獲物に飛びかかって、胸部腹側に麻酔を打ち込み、巣穴に運び入れる。 |
| ツチスガリの巣には、寄生目的のハエやセイボウがやってくる。 寄生バエは、巣の入口からウジを産下し、セイボウの一種(マルセイボウsp?)は、巣の中に入り込む。 |
| セイボウが巣の近くをうろついている時に、巣の主のツチスガリが獲物を運んできた。 セイボウを見つけると、ツチスガリは獲物を放り出して、セイボウに襲いかかって、尻針攻撃! セイボウは逃げ去った。 |
| 別の場面では、ツチスガリがセイボウ押さえ込み、尻針を打ち込んだ。完全に打ち込んだように見えたが、その後、セイボウは飛んでいった。 |
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