![]() | たまに巣が1つ見つかる程度の、ヤマトトゲアナバチ。西側のプランターで、日光浴をする姿を見つけた。 出始めたばかりで、ただブラブラしているという感じ。どれくらいで巣を造ってくれるのだろうか。楽しみだ。などと思っていたのだが… |
![]() | 玄関前に戻ったら、3-4匹のヤマトトゲアナバチがいた。なんと、獲物のハエを運んでくるハチもいるではないか! 探すと、狭い範囲に、既に4つの巣が造られていた。しばらく前から姿があったのだろうが、まったく気付かなかった。いつも単独の姿だったので、この様な密な状態に驚く。 |
![]() | メスは狩りに行っているようで、付近にうろうろしているハチは、どうやらオス蜂のようだ。低く飛んでは黒っぽいモノにチョンと乗る様に触っていったり、ハチ同士で争っていたりする。 撮影していたハチに、別のハチが絡んできて、取っ組み合いになった。上から飛んできた小さいオス蜂は、組み伏せられて、尻針攻撃されているような状態になった。性別の判断は分からないが、ここで撮影した中で、獲物を運んできたハチは脚が黒いものだけであったし、攻撃されたハチはダメージを受けていなかったので、おそらく、この闘いはオス同士であろう。メスがオスを刺し殺していては、生き延びていけないだろうし。 尻針が無いオス蜂でも、攻撃技としての尻針攻撃はインプットされているというころだろうか。 |
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| ときおり、巣に獲物を運んできたメス蜂にオス蜂が絡むことがあった。すばやく飛んで、獲物を運ぶメス蜂の背に乗る形で突進する。落下後、交尾を試みているようだが、メスは腹部を腹側に反らせて交尾を拒否しているようである。メスの協力なくしては交尾には至らない感じだ。獲物を運んでいるメスを狙ったものは、全て失敗に終わっていた。 |
![]() | 獲物を抱えて帰巣したメス蜂は、そのまま頭から巣に突入する。時には、自身より大きなハエを抱えてくる。1cmにも満たないハチではあるが、そのファイターっぷりに驚かされる。 地面の状態にもよるのだろうが、巣は、長くて数日で閉じられてしまう。気温が低かったり地面が濡れていると、巣から出てこないし、観察のチャンスは短い。閉じる前の巣があったが、大雨が降った後に姿を消してしまった。 |
[参考]:観察ムービー
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