| 99/7/22 東北ツーリング 3日目 戻る
早池峰山登山→盛岡→八幡平・蒸ノ湯→十和田湖
----ぶなの樹冠から ちらちらと星が覗く 早池峰の森---- 眠ってしまうのが勿体ない…
などと思いながらも、カウント2.5で気を失っていたのであった…
昨日は、朝の3時から行動した長い一日だったので、無理もない。
しかし、体内目覚まし時計のボーコー君が、俺を否応なく起こしてくれるのだ。時計を見れば、まだ4時だったりする。 も一度寝たら、当分起きられなくなるのは明白、一日を棒に振る可能性もあるので、このまま早池峰山登山に出発する。数時間眠っただけであるが、なんとかなるだろう。
4:23河原坊キャンプ場発。さすがに、誰もいない。一番乗りは気持良し。標高を上げるにつれ、キャンプ地を俯瞰するようになる。箱庭のように、全体が見渡せるだけで、嬉しい。早池峰山の上部には、雲がかかっている。風が強い。ちょうど、ハヤチネウスユキソウが花盛り。和製エーデルワイスといわれるが、思ったより大柄で、あまり可憐な感じはしない。遥か下の登山道を、大人数のパーティーが上って来るのが見える。早池峰山は、深田百名山であり、特に、ハヤチネウスユキソウの季節は混雑が予想される。
ガスの中を登って、6:54早池峰山頂上。標高1913m。ガスって、視界がないのが残念。風強し。広々とした頂上外れの大岩の上に陣取り、休憩しながら天気の回復を待つ。7時のTVニュースを見つつ、コンロを出して暖かな食事。平行して、モバギでHP更新作業。気が付くと、移動マイルームな状態。結構、いいかも。(^^) 天気予報は晴れなのだが、山に掛かった雲は取れそうにない。7:35踏ん切りつけて、小田越方面下山する。ピストンでなく、周遊コースが歩けるのが嬉しい。登って来る、たくさんの人とすれ違う。天気は、さらに悪化。小田越からキャンプ場までは、車道を下る。走る車もなく、車道歩きは結構楽し。小田越から下はスッキリと晴れている。頂上付近の、嵐の様な天気が想像できない。見れば、早池峰山上部にだけ、雲が掛かっている。強風に煽られて、雲がぐんぐんと発生しているようだ。頂上付近は、しばらくは晴れないだろう。早めに下山して正解だった。
9:27キャンプ場着。ぶなの森に張られた 小さな my テントが、頼もしく思える。A氏は、頂上近くを登っている頃だろうか。昨日、A氏ともども、「ここはなかなかいいところで、もう1泊してのんびりしたいなぁ」などと話していたが、なにしろ、まだこの時間。 ここで、昼間からビールを飲んで、ごろごろするのも手であるが、歩いてテンション上がったせいか、あそこも行きたい、アレもしたいと、欲が出る。温泉に行って戻ってくるのも意味がなく思え、撤収して走ることにする。A氏に挨拶したいところだが、また何処かで会えるだろう。
軽く食事して、10:14キャンプ場発。今回の目的である、焼石岳・早池峰山登山は無事終わった。後は、気の向くままに帰ればいいのである。気分と都合が合えば、月山にでも登ろうか。 走り出すと、心は十和田湖を目指している。夏の東北というと、十和田湖・奥入瀬をイメージする。十和田湖へ行こう! 湖畔で、キャンプしよう!
早池峰神社に寄ってから、盛岡を目指す。盛岡を迂回する道を通ったつもりが、分岐を間違えて、遠回りした上、盛岡市を突っ切るはめになった。何しろ、下界は暑い。灼熱地獄。たまらず、ズボンのベンチレーションをフルオープン。(^^;) これ、結構効く。カブの場合は、ダイレクトに風が入るし… 巨大なウエストバックがあるので、他人からは見えないだろう。まぁ、ウエストバックがなくとも、バイクに乗っていれば、誰も気が付かないと思う。ただ、降りて歩くときには、注意が必要か。
11:40盛岡のパチンコ屋のグレ電でメールチェック&HP更新。荷を解いているだけで、暑さに、汗だくになる。たまらん。 やはり、下界は暑くてダメ。やはり、山に上がらねば! 避暑せねば! ということで、涼しげな八幡平を経由して行こう。いい温泉もあるし。
R4→R282。岩手山を左に見ながら、八幡平へ上る。標高を上げると、気温と湿度は下がり、身体に蓄積された熱が奪われていく。 八幡平は、いいねぇ。 すーっとして、実に気持ちよし。
13:35八幡平で入り残している、「蒸の湯」へ寄る。日本秘湯を守る宿。入浴料500円。離れた所にある露天風呂へ。開放的で野趣満点。木の湯船がいい。涼しい風が吹き抜ける。極楽って言葉が出ても、仕方がないだろう。 人が入ってくるまで、のんびりとくつろいだ。
14:33蒸の湯発。八幡平を西へ抜ける。下りは、爽快に飛ばす。観光バスを数台パス。 R341を北上。雲が出てきて、直射日光がない分、涼しい。鹿角→発荷峠。ついに十和田湖へ。湖東を走り、まずは奥入瀬へ。銚子大滝付近を歩く。いつ来てもさわやかなり。
来た道を戻って、ビール&食料を買い出して、16:50宇樽部キャンプ場着。十和田湖畔の広いキャンプ場に、わずか数組。奥の方の湖畔の一等地にテントを張る。静かで、幸せなキャンプができそうだ。キャンプ代、500円。
とりあえず、TV電波のチェック。電波は良く入る。『笑っていいとも』がこの時間にやっていることに、旅情を感じる。 人の気配は薄く、静か。ビールを飲んで、ゆったりとした時間を楽しんだ。
日が暮れてきて、星が出るまで湖を眺めていよう…などと思った頃、2台のオフロードバイクが来た(男2人)。しばらく、テントを張る場所を探してウロウロしていたが、その内、隣に目を付けたようで、荷を降ろしながら、今日の行程の終わりをハイテンションで盛り上がっている。秋田ナンバー、バイク暦の浅い40才前後か… こちらの事は全く無視で、自己中心的に二人の世界で騒ぎまくっているだけ。
キャンプ場の教訓に、『後から来たバカには、かなわない』というのがあって、正にその状態。こんな広々したキャンプ場で、しかもガラ空き。何ゆえに、隣に張るのだ??? その行動が、理解できない。湖沿いと限定しても、遥か向こうまで、張る場所はいくらでもあるのだ。音が筒抜けのテントで、聞きたくもない隣の会話を聞かされるのは耐え難い。ささやかな意思表示として、TVの電源を入れ、最大音量でコッヘル反響状態、+『近くに張ると、お互い迷惑じゃ。 遠くへ行ってくれ!』の念を送るが、こういう方々ほど鈍感なのであって、騒音など気にせず、テントを設営してしまった。空いているキャンプ場で、これをやられると、いらいらとストレスが溜まるのだ。結局、隣のしゃべり声を消すために、TVを大音量で掛けることになるのだ… むなしい。。。
天気予報をチェックすると、明日の午前中から雨が降り出し、一日雨らしい。車の後を、水しぶき浴びながら走ってもつまらないので、明日は、以前、転倒を喫した赤石川林道をカブでリベンジしよう。雨の林道は土煙もなく、結構、楽しいはず。
深夜、カミナリに目覚める。薄っぺらなテントなど、かすかな存在で、目を閉じていても、雷光は頭蓋を透して網膜を占領する。破壊音というか破裂音というか、"その振動"は、ビリビリと全身に響き、生きた心地がしない。大地に寝転がり、仰向けで雷と対峙。凄い迫力である。空と大地の力強さを、ひしひしと感じる。
ドンドン。ビシピシ。ビリビリ。ゴウゴウ。
雷が遠のいていき、徐々に、身体の緊張がほぐれた。強烈な雨音を聞きながら、いつしか眠っていた。
走行213km 温泉代:500円 キャンプ代:500円
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