念願だった秋の東北ツーリングに出発だ。カブの距離計は60580kmを示している。はたして無事に帰って来られるのだろうか。この少しの不安が旅を楽しませてくれるだろう。 4:05川崎市宮前区発。東京を通過するのは早朝に限る。なにせ高速には乗れないのだ。地べたを這って行かねばならない。中原街道→秋葉原。空いてる空いてる。ここまで来ればもう大丈夫。と、思ったが、新R4に入ると、車が結構走っている。しかも大型トラックばかり。これは辛いものがあるな。幹線道路だものな。まだ、時間が早いのでましなのだろうが…。理想的なのは、ラッシュの時間には街部を抜けて、山間部に入っているというものだが、なにせ関東平野は広い。もっとも避けたいものに一つが、関東縦断だ。新利根川橋を渡る。\50。高いのか安いのか。カブに乗っていると金銭感覚が狂うのだ。50円くらいなら遠回りする苦労やガソリン代でお釣りがくるのに、『カブだと、30km近く走れる』などとチープなモードに入ってしまうのだ。上三川町よりR352→今市市R121。避けがたいラッシュになってしまった。なんとか山間部へ逃げ込む。山王峠あたりはかなり冷え込む。寒いぞー!。ひたすら走る。9:54「塔のへつり」で休憩がてら見物をする。なんか寒々した駅だ。紅葉はすでに始まっている。売店には生きたマムシや、山椒魚の干物が売っている。なかには子を産んでいるマムシもある。 ![]()
![]() 湯野上温泉露天風呂(247km)で冷え切った身体を温める。なかなか温泉が見つからなかったが、川原に見つける。無料。でもちょっとぬるめ。橋の上から丸見えだけど、独占できたのでのんびり出来た。今回は思う存分温泉に入るのだ。 ![]() 10:55発。大内宿へ向かう。湯野上からは近い。駐車場代が100円。車200円なのに…。カブなんか道端に停めたって大丈夫だろうに。チープモードにドップリ。バイク100円とはせこいぜ!。(って俺がもっとせこい)。とりあえず払いにいくが、管理人のおじいさんがおまけしてくれる(只)。荷物満載カブ強し!。辺境の地へ行けば行くほど、カブは日常の道具なのだ。農家のおばちゃんと、バイク(カブ)の話で盛り上がれるのだ。大内宿を歩いて観光。昔の町並みって、道が狭いものと思いこんでいたが、ここは道が広く、空が広々している。来るまでは想像できなかったが、なかなかいい感じだ。惜しむらくは完全に町並みが保存されていないことだ。数軒コンクリートの家屋がある。残念だ。 ![]() R121→R49猪苗代湖の北岸を通りR115へ。磐梯吾妻スカイライン\150。千円札でお釣りをもらおうとしたら、更に無表情に手を出され金を要求される。その態度にちょっとムッとくる。自動二輪は1050円なのだ。でも、カブ見りゃ判るだろうに。そこをカブだと150円だ。うれしい事ばかりだ。わぁおー、凄い紅葉だ。初日の昼からこんな紅葉見ちゃっていいの?。確かに凄い道である。今なら自然破壊とかの問題で、こんなことは出来まい。無茶苦茶自然破壊するように、道作ってある。これだけの道は、日本にはそうないのではないかな。景観とワインディングは素晴らしい。当然だけど、かなり寒い。今日の目的地、吾妻へ向かう。以前北海道帰りに走ったのだけど、記憶にない。記憶を埋める意味合いもあるのだ。兎平のキャンプ場13:34着。管理小屋は閉まっている。とりあえずテントを張る。このような時間にテントを張れるのは幸せである。
時間が早いので、吾妻小富士まで歩く。キャンプ場からのんびり歩いて行く。先にビジターセンターへ行く。浄土平には大きな駐車場がありたくさんの車が止まっている。小富士は観光コースになっていて、普通の人が登っている。因みに駐車場はここでも4輪200円、2輪100円だ。小富士の火口を1周する。今日はいい天気である。ここいら辺りは火山の装いだ。ホシガラスが沢山いる。帰りは桶沼に寄る。ここは火山の火口湖のようだ。遠目の地形からは、こんな所に池があるとは思えない。
夜は雨がパラついて強風に煽られる。誰もいないキャンプ場は、ちょっと不安がある。緊張する。小さく薄っぺらなテントなんて、熊が気付かずに踏んでもアウトだ。熊なんかより怖いのは、やはり人間で、こんな所で狂気の人間が来てしまったらどうすりゃいいんだ。なんて、突風に煽られるテントで考える。すでに荷物はテントの結露でビショビショだ。 |