遠征編 両生類2

 山椒魚  サンショウウオ

●トウキョウサンショウウオ 群馬県を除く関東,福島県相馬地方。海岸付近から標高300mの森林。体長80-130mm(頭胴長47-84mm)。
トウキョウサンショウウオ オス
トウキョウサンショウウオ メストウキョウサンショウウオ 産みたて卵嚢トウキョウサンショウウオ 卵嚢
トウキョウサンショウウオ 胚トウキョウサンショウウオ 胚トウキョウサンショウウオ 幼生 トウキョウサンショウウオ オス&産卵を控えたメストウキョウサンショウウオ オス&産卵を控えたメス

●トウホクサンショウウオ 東北地方と新潟,群馬,栃木,茨城県。海岸付近から標高1500mあたりまで。完全な止水、小さな流れ、沢の源流部などに産卵。体表は斑文等の変異が多い。標高が高くなるにつれて小型化し、越年幼生が多くなる。体長90-140mm(頭胴長50-70mm)
トウホクサンショウウオ オストウホクサンショウウオ メス
トウホクサンショウウオ卵嚢 ひねりがあり表面にシワがあるトウホクサンショウウオ幼生

●クロサンショウウオ 東北,北関東,北陸。海岸近くの平地から標高2500mを越える高山帯まで。尾は長く全長の半分を占める。止水に産卵。卵嚢は、外側が透明、内側には乳白色不透明のアケビ状のものが一般的であるが、透明な卵嚢もある。標高が高くなるにつれて、卵嚢中の卵数が減少。体長120-190mm(頭胴長60-80mm)
クロサンショウウオ オスクロサンショウウオクロサンショウウオ幼生
クロサンショウウオ卵嚢 時がたつとアケビ状 主に白濁する
クロサンショウウオ 透明タイプの卵嚢クロサンショウウオ 透明タイプの卵嚢
クロサンショウウオ 産卵直後
  →→クロサンショウウオの産卵は こちら

●ヒダサンショウウオ 関東,中部,北陸,近畿,中国地方の山地。体長101-184mm(頭胴長57-97mm)。山陰や関東では、20cmを越える大型個体がみられる。
ヒダサンショウウオ オス成体ヒダサンショウウオ オス成体@丹沢ヒダサンショウウオ@森ヒダサンショウウオ@丹沢1産卵地に集まった9個体12月。わずかな隙間に潜むヒダサンショウウオ・メス
ヒダサンショウウオ卵嚢ヒダサンショウウオ卵嚢ヒダサンショウウオ卵嚢
ヒダサンショウウオ卵嚢ヒダサンショウウオ卵嚢ヒダサンショウウオ卵嚢
ヒダサンショウウオ卵嚢ヒダサンショウウオ卵嚢ヒダサンショウウオ卵嚢
ヒダサンショウウオ卵嚢
ヒダサンショウウオ孵化直後ヒダサンショウウオ 越冬幼生ヒダサンショウウオ 上陸直後の幼体約6cm上ヒダサンショウウオ上陸直後の幼体約6cm 下ハコネサンショウウオ2才幼生約7cm 

●ハコネサンショウウオ 本州,四国の山地の渓流付近。標高2500m以上の高山にも見られる。無肺、皮膚呼吸。繁殖期には雌雄ともに指先に黒い爪が現れる。幼生期間約3年。体長130-190mm(頭胴長70-90mm)。背の斑紋は、東日本産では茶褐色、西日本産では赤色の傾向がある。
ハコネサンショウウオ オス 北関東産ハコネサンショウウオ メス 南関東産黄色みの強い南関東産ハコネサンショウウオ腹の膨らんだ♀
ハコネサンショウウオ 1才幼生黒い爪と肢ヒレ
ハコネサンショウウオ幼生 立体写真
幼生は流体力学的に優れた形状ハコネサンショウウオ 0才幼生&1才幼生[8月]ハコネサンショウウオ 2才幼生[5月]ハコネサンショウウオ 成体&1才幼生ハコネサンショウウオ 幼体


 井守  イモリ

 本州,四国,九州。体内受精。産卵期4-7月。一回の産卵数は40未満で,産卵期間中何度も産卵し、総産卵数は100-400程度。変態後、2-3年間陸上生活をしたのち繁殖に行動に参加する。体長:オス70-115mm(頭胴長40-60mm)、メス体長80-140mm(頭胴長45-75mm)。
イモリ

両生類2

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